生物多様性への取り組み

取り組み方針

私たちの生活ならびに企業活動は、食べ物やエネルギー、製品の原材料や水など自然の恵みによって営まれています。しかし現在、地球上の各地域で生態系の破壊が進み、多様な生き物の生息域が急速に失われつつあり、私たちの事業活動や暮らしにも大きな影響を与えつつあります。当社グループは事業活動を通じた生態系への影響の極小化を通し、生態系の保全に貢献するとともに、自然との共生をめざし、緑化活動・森林保全活動を推進しています。

取り組みの方向性

事業活動との関わり

原材料調達

仕入先様と連携して生物多様性保全に配慮した原材料調達、リサイクル材料の利用を推進します。

土地利用

周辺の生態系との調和を十分に配慮した工場の緑化活動に努めます。

生産活動

化学物質や水の排出による汚染防止に努めます。
資源の有効利用、環境負荷物質の排出削減を推進します。

製品開発

自然環境へのマイナスの影響を軽減する環境配慮製品の開発・設計、資源の有効利用を行います。

社会との関わり

地域住民、自治体と連携して、太平洋里山の森において植林活動・森林保全を継続的に取り組みます。
住産官学が連携して、環境についての学びの場を提供することで、地域の次世代を担う人財を育成します。
工場周辺地域の社会貢献活動に全社員参加で取り組みます。

教育・啓発活動

環境教育・社内啓発活動を通じて、生物多様性保全の重要性について全従業員の理解と認識を高めます。

指標

太平洋里山の森の保全活動を継続的に実施
全社員参加で工場周辺地域の社会貢献活動を実施

リスク

今後特定予定(今度のTNFD開示要請も考慮し検討)

機会

今後特定予定(今度のTNFD開示要請も考慮し検討)

取り組み事例

太平洋里山の森での生物多様性活動

2009年から岐阜県大垣市の太平洋里山の森において里山づくり活動を推進しています。樹木医を講師に招き、里山の森にある様々な樹木の形や周囲の環境から、樹木が持ついろいろな情報の読み解き方を学び、社員の生物多様性の知識を向上して森林保全活動を継続していきます。

木とふれあい森や木と親しむ活動

当社社員が森林に愛着を持ち、森林保全活動に責任ある行動をとることができる人材の育成を目指して岐阜県と連携して「ぎふ木育」に取り組んでいます。ぎふの身近な山の木を使って、木の匂いや手触りを感じ、思いを込めた木のアクセサリーづくりを体験して森の恵みを感じることからはじめています。

タイのマングローブ植樹活動

サステナビリティ活動の一環として、タイPITの社員と家族が参加し、チョンブリ県にあるマングローブの森林へ640本を植樹しました。地域に根ざした社会貢献活動を継続していきます。