当社では、循環型社会の実現をめざし、3R(Reduce=発生抑制・Reuse=再使用・Recycle=再利用)の考え方に基づいて廃棄物削減に取り組んでいます。
当社グループでは、製造工程での歩留まり率改善を通じた廃棄物排出量の削減と、廃ゴムや樹脂などを中心としたマテリアルリサイクル化による再資源化に取り組んでいます。2025年度は主にゴムの廃棄物の削減に取り組みました。
取り組み事例
SBRゴムシート 管理条件見直しによる廃棄物削減
北大垣工場と美濃工場では、タイヤバルブに使用するSBRゴムシートの製造工程において、厚みのばらつきを抑えるため、設備の管理条件を見直しました。これにより、品質の安定化と歩留まり率向上を実現し、これまで廃棄していたSBRゴムシートを年間約37t削減しています。
樹脂製ホイールキャップのパージ自動化
東大垣工場では、樹脂製ホイールキャップの樹脂成型工程において、材料シャッターおよびパージ※の自動化を実現し、材料投入量の適正化を図りました。また、材料切り替え時に発生するパージ材を材料ごとに仕分け・管理することで再利用を可能にしました。これにより、年間で約2.2tの樹脂材料廃棄量削減を達成しています。
※ パージ:パージ材(使用後の金型や成形機のスクリューについている前回使用の樹脂材料)を取り除くこと
※ パージ:パージ材(使用後の金型や成形機のスクリューについている前回使用の樹脂材料)を取り除くこと
廃プラスチックの再資源化
外観不良等で廃棄となったホイールキャップやエンジンカバーは、東大垣工場内のリサイクルセンターで粉砕・リペレット加工し、新たな樹脂材料として再生しています。
チューブレスバルブスクラップゴムのリサイクル
当社ゴム配合技術と再生ゴムメーカー処理技術を融合させることによりタイヤバルブ成形時に発生するスクラップゴムを再利用することを可能としました。
システム改良により樹脂廃棄量を削減
北大垣工場のウレタン樹脂注入機は、停止中に主剤と硬化剤が反応し硬化するのを防ぐために、毎回材料を捨て打ちし、廃棄していました。そこで、設備の停止信号を自動で読み取り、停止中にはウレタン樹脂を硬化させないで自動注入するようシステムを改良しました。これにより、捨て打ち分の廃棄量を39%削減しました。
塗装工法の変更による塗料使用量の削減
東大垣工場でホイールキャップにおいて、塗料のポットライフ※の見直しとともに、塗装工法の変更により、塗膜を均一に塗り、塗装時間も短縮する改善を実施しました。これにより、塗着効率を約1.8倍向上させ、年間約228tの塗料使用量を削減しました。
※塗料混合後に使用できる最長の時間
※塗料混合後に使用できる最長の時間