当社は、地域事情に即した水使用量の管理・低減を行い、水の循環利用の推進、水資源の有効活用ならびに水資源の保護に取り組んでいます。
当社グループは、自動車部品の洗浄・塗装・めっきなどの表面処理工程および溶接・樹脂成形工程などの冷却等で多くの水を利用しています。一方で、地域によっては、気候変動等の影響から水資源を確保していくことが難しくなることが予測されており、水使用量の削減活動を推進し、極小化する必要があると認識しています。
そこで、「PACIFIC環境チャレンジ2050」において、2030年度に水使用量30%削減(2019年度比)、2050年度に水使用量の極小化を設定し、各拠点で毎年、水使用量の削減目標を立てて、グローバルで取り組んでいます。新設備の導入や老朽化設備の更新時には、水使用量の削減を考慮した改善を織り込み、従来設備に比べ水使用量の少ない設備を導入することで、削減を図っています。2025年度は、主に設備冷却水の削減に取り組みました。
取り組み事例
生産工程で使用した水の浄化
水資源は、主に地下水を使用し、プレス製品の洗浄・めっき・電着塗装などの表面処理工程等で利用されています。これらの工程から排出される水洗水は、敷地内に設置された廃水処理施設で適正処理を行なった後、敷地外へ排水されます。排水水質は定期的に分析・測定し、排水基準の遵守を確認しています。
東大垣工場 第1工場では、射出成型機を油圧式から電動式へ更新し、油冷却用の冷却水を削減しました。これにより、井水の使用量を年間約48,000㎥削減しました。今後も設備更新と省水活動を通じ、環境負荷低減に取り組みます。
東大垣工場 第1工場では、射出成型機を油圧式から電動式へ更新し、油冷却用の冷却水を削減しました。これにより、井水の使用量を年間約48,000㎥削減しました。今後も設備更新と省水活動を通じ、環境負荷低減に取り組みます。
電着塗装ラインとめっきラインの水洗水の削減
西大垣工場と東大垣工場では、電着塗装設備において塗装ハンガーの共通化・コンパクト化を実現し、2ラインを1ラインに統合しました。これにより、電着塗装ラインおよびめっきラインの水洗水使用量を削減し、年間の水使用量を10,000 ㎥削減しました。引き続き、排水の水質管理および水質保全に努めるとともに、源流から流域にかけての生態系の維持など、生物多様性の保全につながる活動を推進していきます。
新工場での水資源の有効利用
東大垣工場に新工場(第4工場・厚生棟)を建設するにあたって、水資源の有効利用をめざし、自動水栓、節水型器具、洗面所洗浄・散水栓への地下水利用を取り入れました。これにより、年間の水使用量を約2,700㎥削減しました。