プレス製品
Structural Development Proposal

構造開発提案

  1. 技術・工法開発
  2. 部品設計
  3. CAE解析
  4. 試作
  5. 実機評価
  6. 工程計画
  7. 型設計・型製作
  8. 量産

技術・工法開発

高品質の確保、難成形部品などを製造するための工法の開発・実用化などに取り組んでいます。

ストレスリバース®工法

部品設計

お客様からの要求性能や設計要件に、当社の製造要件を加え、軽量・低コスト・高品質・カーボンニュートラルを考慮した製品形状をめざし、設計します。

CAE解析

衝突解析

自動車の骨格構造を開発・設計する上で衝突安全性能は重要な性能の1つです。当社では、シミュレーションを用いて自動車の衝突安全性能を解析し、軽量で低コストなボディ(車体)構造をお客様に提案しています。(写真は側面衝突の解析例)

成形解析

超ハイテン材は高強度で軽量化ができる反面、プレス加工での成形性や精度確保に関しては非常に難易度が高くなっています。当社では、成形シミュレーションによる部品形状の最適化と、高度な加工技術により、1470MPa材での冷間プレス加工製品の量産化に成功しています。

試作

お客様からの要求仕様に基づき、開発段階の評価用部品などを試作しています。

実機評価

お客様に構造提案する部品の試作、実機評価による性能確認を行っています。また、基礎的な各種特性の計測を行い、CAEの解析技術の開発、精度向上に取り組んでいます。
(写真はコンポーネント試験前チェックの状況です)

超ハイテン部品実機評価
(JFEスチール株式会社様との協業事例)

工程計画

お客様と一緒に、車両開発初期段階から、最適な造り方となる工程仕様の検討を重ね、良品廉価をめざしています。

型設計・型製作

型設計

3Dソリッド設計により金型図面作成工数の短縮および図面品質の向上を図るとともに、コンパクトな金型設計に取り組んでいます。また超ハイテン材 でも精度の良い製品を量産するため、金型剛性解析にも取り組んでいます。

型製作

3Dソリッド設計のデータをもとに金型製作を行っています。

量産

順送

生産性に寄与する順送プレスを国内外の各拠点に導入しています。主に軟鋼から高ハイテン材までのプレス製品の製造や、トランスファープレスで使用する材料のコイルからの切り出し(ブランキング)を実施しています。

順送プレス

コイル材が送り桟で最終工程までつながった状態で自動で連続生産するために、コイル材をほどきながらプレス機に一定のピッチで送る装置(アンコイラー、レベラーフィーダー)を備えた設備

トランスファー

3500トンクラスまでの、中型、大型トランスファープレスを国内外の各拠点に導入しています。大型のプレス機では、主に超ハイテン冷間プレス材製品や、大物製品を生産しています。

トランスファープレス

1つのプレス機の内に、複数の金型工程を持つ。その各工程間の搬送にはトランスファーユニットを使用し、自動で順番に搬送。連続してプレス加工を行いながら、製品形状に成形する設備