こだわりのものづくり 軽量・低コスト・高機能・高精度なものづくりを実現 早野 学

  • 世界最軽量エンジンカバー
  • 高精度プレス技術
  • アルミ・ハイテンによる軽量化
  • 光輝フィルム インサート成形
  • 新タイプのTPMS送信機
  • 燃費向上 2槽式オイルパン
  • ポップアップフードヒンジ
  • プリウスの当社主要製品にみるものづくり

高精度プレス技術

自動車の燃費向上をめざした軽量化

高精度プレスは、プレスと冷間鍛造※の複合成形により、軽量で低コスト、高機能で高精度なものづくりを実現した加工技術です。オートマチックトランスミッションやハイブリッド関連ユニットの高機能部品として採用された当社の高精度プレス製品は、独自の加工ノウハウ・金型技術により、他社に先駆けた新しい個性的な製品として高い信頼を得ています。

※冷間鍛造
金属材料を常温で金型を用いて圧縮成形することを冷間鍛造と言います。
金型の設計が非常に難しく、高度な技術と経験が必要です。

オンリーワンのものづくり

応力解析例   メタルフロー制御
応力解析例   メタルフロー制御
成形各工程の応力解析により、工程設計から試作までの初期検討を短期間で行います。   成形工程内で素材金属を冷間流動させることで、積極的に加工品を鍛え、機能をアップさせます。

高精度プレスのものづくりで大切な要素は、金型・設備・人です。当社では、その3要素にこだわりをもち、常に新しいオンリーワンのものづくりを具現化しています。今まで図面寸法や材料規格で表現できなかったメタルフローを、独自に工程内制御することで工程での形状を確立し、軽量・低コスト・高機能・高精度の部品づくりを実現しています。

ネットシェイプによる環境に優しいものづくり


プリウスの発電機部品として採用された当社の高精度プレス製品(プレート)は、アルミニウム合金を使用し、独自の工程設計によるネットシェイプ工法により、軽量化・低コスト化を実現しています。ネットシェイプとは、加工に必要な素材重量を製品重量に極限まで近づけ、材料を有効活用する加工技術です。冷間鍛造を主体に切削レス等の無駄をなくし、材料を削減することで、省資源、省エネルギー(高効率エネルギー生産)にも貢献する、環境に優しい工法です。 塑性加工※によるネットシェイプは、工程設計が肝となります。

※ 塑性加工
物体に大きな力を加え、元の形に戻らない永久変形を利用し、目的の形に変形させること。鍛造、プレス加工、スピニング、転造、圧延、押出し、引抜きに分類されます。金型の設計が非常に難しく、高度な技術と経験が必要です。

技術者として開発にかける思い、こだわり

3次元測定器で金型を検査

3次元測定器で金型を検査

当社は1946年からプレス製品の製造を開始し、プレス加工技術は当社のコア技術へと成長しました。しかし、ネットシェイプ製品の命である金型は、プレス製品の金型とは全く異なり、金型材質、熱処理、金型表面処理、金型寿命すべてが初めてづくしでした。塑性加工技術は理論先行の技術ではなく、先人のあみ出した現場の知恵の延長上にあり、それらの結集がネットシェイプです。先人の知恵を理解し、ネットシェイプ工程にコーディネイトし、よりベターな答えを選択する工夫がこの仕事の面白さだと思います。
今後は、部品メーカーからユニットメーカーへの脱皮を図り、設計自由度の高いユニットで、付加価値の高い製品づくりを目指していきたいと思っています。

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