太平洋工業80年のあゆみ

  • バルブコアのパイオニアとして
  • 戦時下の発展と波乱に満ちた戦後の再建
  • 工場再開と経営の近代化
  • 世界の太平洋をめざして
  • 経営の多角化
  • 国内拠点拡充と国際化
  • 革新の時代
  • グローカル経営

1991年~2000年 革新の時代

沿革

1991年2月 養老工場 第二工場を新設
1992年3月 美濃工場 第四工場を新設
1994年4月 東大垣工場 第二工場を新設
北大垣工場 第三工場を新設
1996年6月
9月
社長交代 小川雅久 ⇒ 小川信也
(社)日本プラントメンテナンス協会からTPM優秀賞を受賞
1997年1月
4月
PACIFIC TERA HOUSEを新設
太平洋汽門工業股份有限公司が大垣工業股份有限公司を吸収合併
1998年1月
6月
トヨタ自動車株式会社からトヨタ技術開発賞を受賞(インモールド転写技術)
緑化優良工場として内閣総理大臣賞を受賞(北大垣工場)
1999年5月
7月

9月
ISO9001を全社認証取得
PACIFIC INDUSTRIES USA INC.を持株会社として、PACIFIC INDUSTRIES AIR CONTROLS INCと
PACIFIC MANUFACTURING OHIO INC.を設立
TPMS(タイヤ空気圧監視システム)を発表
2000年10月 ISO14001全社認証取得
中国に青島太平洋宏豊精密機器有限公司を設立

TPM活動によるものづくり力の強化

TPM現場指導

TPM現場指導

TPM優秀賞受賞

TPM優秀賞受賞

改善の楽しみを実感する社員が増え、自主保全レベルが大きく向上したTPM活動

バブル崩壊とともに景気の低迷が深刻化し、会社の存続をかけた製品コストの見直しと、新しい主力製品づくりの具現化が急務となっていました。当社は企業体質の強化をめざし、1992年11月、TPM(全員参加による生産保全)活動をキックオフしました。

人と設備の体質改善を図り、5Sと自主保全を中心とした効率的な製造現場を造ることがテーマのこの活動は、全員参加で行われ、1996年8月に「TPM優秀賞第一類」を受賞しました。この活動により当社の労働生産性や設備総合効率は見違えるように向上し、当社のものづくりの基本として今も継続的な活動が行われています。

改善の楽しみを実感する社員が増え、
自主保全レベルが大きく向上したTPM活動

次世代バルブのTPMS(タイヤ空気圧監視システム)を発表

TPMS送信機は、センサー部と電池からなり、1個わずか35グラム。タイヤ内部に装着するため「最も過酷な環境で使われる車載電子部品」と言われています。

TPMS送信機は、センサー部と電池からなり、1個わずか35グラム。タイヤ内部に装着するため「最も過酷な環境で使われる車載電子部品」と言われています。

1999年9月、当社が長年培ってきた保有・固有技術をベースに開発した車載電子部品:TPMS送信機を発表しました。バルブメーカーとして、バルブに付加価値を付けた新製品開発の歴史は古く、1960年代に遡ります。1990年代から半導体式の開発が行われるようになり、小型圧力センサーが廉価で調達可能となったことも、次世代バルブと言われるTPMS送信機の開発を加速させました。

そうした中、2000年11月に米国で自動車の安全性に関する規制「TREAD法」が成立。北米市場の自動車にTPMSの装着が義務づけられ、その様相が一変しました。既にTPMSを発表していた当社にとっては、突然巨大なマーケットが出現し、事業拡大のビッグチャンスが到来したのです。2000年から事業化したTPMSの売上高は2007年まで年々倍々ゲームで伸びていき、現在では当社の中核を担う製品へと大きく成長を遂げました。

■TPMS(タイヤ空気圧監視システム)とは?

TPMSは、タイヤの空気圧や温度を送信機内のセンサーで直接測定し、その情報を無線で車体側の受信機に送り、ドライバーに異常を知らせるシステムです。

送信機、受信アンテナ、受信機、表示器からなるこのシステムの内、当社は送信機の生産を行っています。

米国でプレス・樹脂事業を拡充

米国に新会社を設立し、でプレス・樹脂事業を開始

米国に新会社を設立し、プレス・樹脂事業を開始

トヨタ自動車を始めとする日系自動車メーカーの米国生産の拡大基調と、部品の現地調達の進展傾向から、1999年7月、米国にプレス製品の生産会社「Pacific Manufacturing Ohio Inc.」を設立しました。

日系プレス部品メーカーの米国進出としては後発でしたが、顧客の急成長に恵まれたこともあり、その後樹脂製品へと事業を拡大。2001年には㈱高木製作所との合弁で「Takumi Stamping Inc.」を設立し、米国でのプレス・樹脂事業の拡充を加速させました。

家電事業拡大に伴う中国進出

中国の青島工法集団、㈱中央物産、明和産業(株)、当社の4社で合弁会社設立。

中国の青島宏豊団、㈱中央物産、明和産業(株)、当社の4社で合弁会社設立。

電動膨張弁

電動膨張弁

エアコンのインバータ化に伴って、当社は業界に先駆けて冷媒膨張量をリニアに制御する「電動膨張弁」を開発し、家電事業の主力製品として生産を行っていました。

当時中国では、ルームエアコン用の電動膨張弁は日本からの輸入に頼っており、エアコン業界の海外生産シフトが加速する中、世界最大の生産国・市場である中国での現地生産が急務となり、2000年10月、「青島太平洋宏豊精密機器有限公司」を合弁で設立。中国初の電動膨張弁生産会社を立ち上げました。

  • バルブコアのパイオニアとして
  • 戦時下の発展と波乱に満ちた戦後の再建
  • 工場再開と経営の近代化
  • 世界の太平洋をめざして
  • 経営の多角化
  • 国内拠点拡充と国際化
  • 革新の時代
  • グローカル経営