太平洋工業80年のあゆみ

  • バルブコアのパイオニアとして
  • 戦時下の発展と波乱に満ちた戦後の再建
  • 工場再開と経営の近代化
  • 世界の太平洋をめざして
  • 経営の多角化
  • 国内拠点拡充と国際化
  • 革新の時代
  • グローカル経営

1971年~1980年 経営の多角化

沿革

1971年4月 安城工場を新設し厨房用設備を生産
1972年4月
11月
太平洋開発株式会社を設立
安八郡神戸町に北大垣工場を新設(タイヤバルブ・バルブコアの専門工場)
1974年4月
12月
東芝住宅産業株式会社と共同出資で東芝住設機器工業株式会社を設立
太平洋産業株式会社を設立
1977年9月 美濃市須原に美濃工場を新設(タイヤバルブ・バルブコアの専門工場)
1980年6月 創業50周年記念式典開催、本社第二本館建設他
1987年11月 第1回ソフトテニス日本実業団リーグ優勝

タイヤバルブ・バルブコアの拠点「北大垣工場」建設

北大垣工場竣工

北大垣工場竣工

広大な敷地に花と緑に囲まれた工場が完成

広大な敷地に花と緑に囲まれた工場が完成

1972年、岐阜県安八郡神戸町の工業団地にタイヤバルブ・バルブコアの最新鋭工場「北大垣工場」を建設しました。この時点において単一工場としては世界一を誇り、国際市場で十分勝負ができる生産体制が整いました。

バルブコアは、1966年に自動組立機を自社開発したことで品質・コスト・生産力などあらゆる面で画期的な伸展に繋がり、北大垣工場の誕生と自動化の進化によって、生産ベースは更に向上することとなりました。

多角化路線の再構築

ピーター・トムソン設計の養老カントリークラブ(岐阜県大垣市上石津町)

ピーター・トムソン設計の養老カントリークラブ(岐阜県大垣市上石津町)

安城工場の流し台製造ライン

安城工場の流し台製造ライン

自動車部品への依存度が高い当社では、早くから事業の多角化を検討していました。脱自動車部品という面で先鞭となったのは「太平洋電子工業株式会社」で、東芝との技術・資本提携によって岐阜県美濃市に設立し、シリコン・トランジスタの生産を開始しました。

また、住宅事業の拡充を図るため、東芝住宅産業との提携で新設した「安城工場」では、1971年から厨房用流し台「キッチンエース」の製造を開始し、年間生産台数は4万台にのぼりました。しかし、両事業ともオイルショック等のマイナス成長の影響を大きく受け、1978年には撤退を余儀なくされました。

一方、1972年にレジャーブームにのって設立した「太平洋開発株式会社」では、ゴルフ場(養老カントリークラブ)を経営し、ガソリンスタンドを経営する「太平洋産業株式会社」とともに、「脱自動車化」をめざした経営の多角化は、第三次産業の進出へと発展しました。

アイディアを活かした関連製品の開発

定差圧殺菌装置(Pパックシステム)

定差圧殺菌装置(Pパックシステム)

トーストサンドイッチの自動販売機と定差圧殺菌装置(Pパックシステム)

トーストサンドイッチの
自動販売機

1970年代には、現在の制御機器製品や電子機器製品の礎となる新たな製品開発を積極的に行いました。既存技術を応用したガスケーブル用バルブや、カークーラー・ルームクーラー用の冷媒用としてチャージバルブを開発し、量産に成功しました。

続いてカークーラー用のアイドルアップ装置、冷蔵庫用電磁弁の製品化を行うなど、流体を中心としたコントロールバルブ及び小型弁専門メーカーをめざした新製品を次々と開発していきました。

食品機器の開発では、1974年、西ドイツ・ヘス社(当時)のトーストサンドイッチ自動販売機の特許実施権を取得し、当社設計による新自動販売機を製造。また、1975年にプラスチック容器を使用して食品を殺菌する「定差圧殺菌装置(Pパックシステム)」を発表したところ、食品業界で大きな反響を呼び、日本経済新聞のトップ記事に取り上げられる高い評価を得ました。

タイヤバルブ・バルブコアの第二拠点「美濃工場」建設

1977年、美濃市の遊休工場を増築し、当社二番目となるタイヤバルブ・バルブコアの専門工場 として立ち上げたのが「美濃工場」です。

当時、当社のバルブコアは国内シェア95%、世界シェアは20%近くにのぼっており、北大垣工場に天災や不測の事故が発生した場合のリスク回避として、第二の生産拠点の必要性が急務となっていました。美濃工場の新設によって、当時の生産能力は月産でタイヤバルブ1,000万本、バルブコア2,500万本へと上昇しました。

  • バルブコアのパイオニアとして
  • 戦時下の発展と波乱に満ちた戦後の再建
  • 工場再開と経営の近代化
  • 世界の太平洋をめざして
  • 経営の多角化
  • 国内拠点拡充と国際化
  • 革新の時代
  • グローカル経営